こんにちは。
先日夜中の大雨で、ついに葉桜になってしまいましたね。
今年の福山は、例年よりも長く花見が楽しめたのではないでしょうか?
仕事の関係上、引き続き『人のお鼻見?』を毎日させていただいているFP&不動産コンサタントの渡辺です。
おかげさまで4月は土地絡みの売買相談案件多数です。。
さて本日は 『マイホーム建築を身内の業者に依頼する弊害』 についてお伝えしたいと思います
あなたの親戚などの身内や、友達といった身近な人に建築関係の仕事をしている人がいらっしゃいますか?
あなたが家を建てるとき、当然その人たちも依頼する検討対象に入ってくるでしょう。
いえ、それどころか、もうそこに頼むことをすっかり決め込んでしまっている人もいるかもしれません。
しかし、ちょっと冷静になって時間をかけて考えてみましょう。
現実問題として、こうした安心できるはずの身内・友人などが建てた家でもかなりのトラブルが出ています。
なぜそんなことになるのでしょう?
ひとつ目の理由は、身内というだけで根拠なく信頼してしまっていること。
「長いつきあいだし、まさかあの人がいい加減な事はしないだろう」
「あの人のことは私もよく知っているよ、大丈夫!」
でも、それは、単に普段の付き合いやプライベートの場での人柄を見ただけでの判断ではないでしょうか?
本当に仕事ぶりを客観的に判断できた上での評価なのか?
人柄の良さと仕事の出来不出来は別物です。
たとえ一生懸命にやってくれたとしても、根本的に技術・知識不足の人だっているのです。
「仕事としての実績」を見なければダメなのです。
トラブル頻発のもうひとつの理由は、ビジネスの中に普段のプライベートな人間関係が混じってしまうため、要求や文句が言いにくい、という心理面。
ここを逆手にとって、「建てる側」に都合のいいようにペースを握られてしまうことがあるのです。
こうなってしまうと、施主側も結果的に自分たちの希望が反映されてないと不満を持つことになります。
しかし、終わってしまっては後の祭りなんです。
ここで初めて後悔してもどうにもなりません。
もちろん、無条件で身内や友人を使うとよくないとは言いきれません。
他の業者と同じく、誠実でよい仕事をしてくれるところもあれば、どうしようもないことをやらかすところもある、ということを冷静に認識する必要があるということです。
だから、他の業者と比較検討することをきっちり伝えましょう。
知り合いなんだから無条件に自分のところに仕事をくれて当たり前という態度をとってくるようなところは、もうその時点で外した方がいいかも、、です。
そして、冷静に比較した上で契約したとすれば、もうそこからはビジネス。
身内・友人だからと遠慮したりせず、あくまで業者相手だと意識してチェックもきっちりしていきましょう!
そうすることで、お互いがいい緊張感の中で建築が進んでいき、要望した納得できる家が完成することでしょう。
今日は、 『後悔先立たず』 ならぬ 『後悔、家建たず』 というお話しでした。。
では、また!