こんにちは。
桜も5分咲きといったところの福山。
今日で、上四半期の3月が終わりを告げます。
大手の住宅・不動産業者は3月決算の会社がわりと多く、月末にかけて大幅割引や特典やサービスをちらつかせての営業攻勢、ご苦労様でした。。。
先日、当事務所にご相談にお越しになられた方によると、
某○○ハウスさんの、
【今月当社に決めていただければ見積価格より350万円値引きできます】
と言われて、逆に本当の家の値段はいくらなのか、強烈な不信感をもたれ、すっかり購入熱が冷めてしまったお話を延々うかがった、渡辺です。
さて本日は、買主様としてはとっても気になる話をひとつ。
売主さまは何故
「今の住まいを売るのか?」
にフォーカスして、その理由について書いてみます。
まずは、よくあるパターンとして、
■家族環境の変化
○親や子との同居のため
○子供が生まれ手狭になったから
○子供が独立したので便利なところへ移る
○退職を機に終の住み家へ
○離婚した
○転勤の為
■マンションから一戸建てへ住み替え
○家族が増え手狭になったから
○庭が欲しい
○上下左右への音の問題
○資産として土地が欲しい
■一戸建からマンションへの住み替え
○便利なところに住みたい
○一戸建てが広すぎて不便
○庭がいらない
■マンションからマンション
○より駅近へ
○より広い住まいへ
○今より良い物件が出たから
■気に入らない
○思ったよりうるさい
○思ったより不便
○庭の手入れが大変
○近隣関係がうまくいかない
■お金の問題
○住宅ローンがきついため清算したい
○住宅ローンの支払いが出来ず任意売却
■不具合がある
○白アリ
○家が傾いている
○湿気がひどい
○悪臭がする 等々
その他には、相続したが利用する予定がないためなどがあります。
当然ながら、買主様としては
「何故売るのか?」
ハッキリとした理由を知りたいところです。
家族環境の変化や、お住替え、お金の問題であれば割と正直に話してもらえますが、
ちょっと難しいのは
「気に入らない。」
「不具合がある。」
という理由の時です。
なかなか売主様も正直に話したがりません。
また、「気に入らない。」などは、主観的な面が大きく、客観的にどうかというと判断がつかない場合が多いものです。
しかし、この部分が最も気になる点なんです。
そんな時はご近所さんへの聞き込みをするなど、ご自身で調べてみてもいいのでは、、、。
ちなみに、売却理由を聞く時は、仲介の不動産業者を通して聞くことになります。
(内見の際、売主さまの立ち会いがあれば聞ける機会はありますが。)
言ってみれば伝言ゲームになってしまうわけですね。
そんな時は伝言する人の
●聞取りする能力
●客観的に妥当な物件なのか判断する能力
●きちんと説明する能力
などが必要になってきます。
売主と買主の間に立つ不動産業者の担当者も重要な役割を持つことになるので
担当者と話をしているときにも
●自分の話をキチンと聞いてくれているか?
●正直に、包み隠さず質問に答えてくれるのか?
●気がつかない点まで教えてくれるか?
などもチェックしてみて下さいね。
これ重要です!
では、また