住宅ローンの種類は4800種類あるといわれています。

なかなか専門家でもその方にあう「最適でベストな住宅ローン」を選ぶということは難しい作業です。

今回は、以前相談に来られた方の住宅ローン選びの失敗事例を紹介します。

相談者様自らネットの住宅ローンシミュレーションをしてみたら、変動金利の方が総返済額が数百万安かったということで、迷うことなく「変動金利」にされたそうです。

ネットの返済額シミュレーションは、非常に便利なツールですが、一般の方が使い方を間違えると誤った判断になってしまいがちなのです。

金利変動がないと仮定して返済額シミュレーションをしてしまえば

失敗3000万円 35年の借入の場合の総返済額

変動金利 0.6% : 33,267,429円
全期間固定金利 1.8% : 40,457,268円
となります。

金利が「変動金利」の方が低いのが当たり前で、金利変動なしという条件でシミュレーションを実行してしまえば、500万円?1,000万円もの差が出てきてしまうのは当然なのです。

一回これをシミュレーショインしてしまうと、返済額の安さだけが目につき「変動金利」を選んでしまうのです。

ちょっと待ってください!

変動金利には「金利が変動するリスク」があるのです。

そのため、上記のようなシミュレーションをすることは重要なのですが、「変動なし」の場合だけでシミュレーションをしても意味がないのです。

下記のように

11年後に金利が1.0%上昇した場合

変動金利 0.6% → 1.6% : 36,048,703円
全期間固定金利 1.8% : 40,457,268円

11年後に金利が2.0%上昇した場合

変動金利 0.6% → 2.6% : 39,030,280円
全期間固定金利 1.8% : 40,457,268円

11年後に金利が3.0%上昇した場合

変動金利 0.6% → 3.6% : 42,207,264円
全期間固定金利 1.8% : 40,457,268円

21年後に金利が1.0%上昇した場合

変動金利 0.6% → 1.6% : 34,211,757円
全期間固定金利 1.8% : 40,457,268円

21年後に金利が2.0%上昇した場合

変動金利 0.6% → 2.6% : 35,197,428円
全期間固定金利 1.8% : 40,457,268円

21年後に金利が3.0%上昇した場合

変動金利 0.6% → 3.6% : 36,224,128円
全期間固定金利 1.8% : 40,457,268円

最低でも、3.0%ぐらいの金利上昇は見越してシミュレーションをしてみることが重要なのです。

そのうえで「変動金利」を選択する分には問題ありませんが、「金利変動なし」のシミュレーションだけではリスクを把握していない状況で住宅ローンを選ぶことになり、結果として金利が上昇したときに「こんなはずじゃなかった。」「聞いていない。」ということになってしまうのです。

そうならない為には、お金の専門家であるファイナンシャルプランナーにまず最初に相談することです。

今日は、この辺で